【保存版】ハンドメイドの値段を変える前に必ず考えたい3つの視点
値段を変えたいけど決められないハンドメイド作家へ。相場の見方・3つの価格案の出し方・作品との整合性チェックなど、価格変更前に整理すべき3つの視点を解説します。
相場に振り回されず、自分で納得できる価格を決めるために
「そろそろ値段、変えたほうがいいのかな」
ハンドメイドを続けていると、あるタイミングで必ずこの問いが出てきます。
材料費は上がっているし、作業にもだいぶ慣れてきた。でも値上げして売れなくなったらどうしよう、と思うと動けない。
相場を調べてみても、安いものも高いものもあって、結局どこに合わせればいいのか分からない。
そんな状態で悩み続けている人は、とても多いです。
この記事では、「この値段でいく」と決める前に、一度立ち止まって考えてほしい視点を3つだけ紹介します。
売上データやA/Bテストの話はしません。結果を出さなくても、価格に対して少し自信を持てるようになるための考え方です。
相場は正解ではなく、だいたいの範囲を見るもの
まず最初にやってほしいのは、相場を一点で見ないことです。
よくあるのが、「このジャンルの平均はこのくらいだから」とその価格に合わせようとすること。
でも実際に並んでいる作品を見ると、かなり幅があります。
安くても売れているものもあれば、しっかり高くても選ばれているものもある。
つまり、相場にはここが正解、という一点はありません。
あるのは、このあたりに集まっている、という範囲だけです。
最低価格と最高価格。そして、そのあいだにどんな価格が多いのか。
まずはそこを知ることが大切です。
いきなり決めないで、三つの価格を出してみる
次におすすめしたいのが、いきなり一つの価格に決めないことです。
まずは、三つ出してみてください。
少し低めの価格。ちょうど真ん中くらいの価格。少し高めの価格。
この三つを紙に書き出すだけでも構いません。
すると、不思議と気持ちが整理されてきます。
これは正直きついな、と感じる価格。これはちょっと背伸びしすぎかも、と思う価格。あ、これなら続けられそう、と思える価格。
どれが売れるかを当てる必要はありません。ここでやりたいのは、自分がどこに立ちたいかを知ることです。
選択肢が一つしかないと、決断はとても重くなります。
でも、三つ並べると、その中から選ぶだけになるので、気持ちが少し楽になります。
その値段に、今の作品はちゃんと耐えられるか
最後の視点は、とても現実的なものです。
この値段をつけたとき、お客さんはどう感じるだろうか。
高いか安いかは、価格の数字だけで決まるものではありません。
写真。説明文。タイトル。全体の雰囲気。
それらが合わさって、この値段なら納得できる、という判断になります。
もし高めの価格を見て、ちょっと不安になるとしたら、それは値段が間違っているのではなく、伝え方がまだ整っていないだけかもしれません。
写真をもう少し工夫する。説明文に、作った背景やこだわりを書く。そうすることで、その価格に耐えられる状態に近づいていきます。
結果を出さなくても、価格は決められる
売上データがないと決められない。テストしないと正解が分からない。
そう思ってしまう気持ちは、とてもよく分かります。
でも実際には
- 相場の範囲を知って
- 自分の立ち位置を決めて
- 今の作品と照らし合わせる
この順番で考えるだけで、「この値段でいこう」と思えるところまでたどり着けることは多いです。
大事なのは、正解を当てることではありません。
自分が納得して、その価格をつけられることです。
ねだんナビは、決めるための材料をそろえる道具
ねだんナビは、この値段が正しい、と教えてくれるツールではありません。
似た作品の価格を見て、どのあたりに作品が集まっているのか。幅はどれくらいあるのか。
そうした判断材料をそろえるためのものです。
低め、中くらい、高め。三つの価格案を考えるときに、その根拠を持たせてくれます。
最後に決めるのは、あなた自身です。ねだんナビは、その決断を少しだけ楽にする存在です。https://nedan-navigator.jp/
価格を変える前に、視点を整える
値段を変えるのは、やっぱり怖いです。でも、その怖さは、よく分からないまま決めることから来ていることが多い。
結果を急がなくていい。完璧を目指さなくていい。
まずは考え方を整えて、納得できる選択肢を作る。
それだけで、価格に向き合う気持ちはずいぶん軽くなります。
あなたが積み重ねてきた時間や工夫が、きちんと守られる値段を選べますように。
この記事が、その一歩になれば嬉しいです。
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