クリックポスト比較|小物発送の選び方
クリックポスト・ゆうパケット・ネコポスの料金、サイズ、追跡の有無を比較。アクセサリーや布小物など、ハンドメイド作品別に送料を抑える発送方法を解説します。
この記事のポイント(読了 約8分)
- -クリックポストは薄くて軽い小物を全国一律で送りやすい
- -ゆうパケットは厚さ別料金なので薄い商品ほど使いやすい
- -ネコポスは契約や販売サービス経由で使える場合に検討したい
小物発送は利益に直結する
minne・Creema・BASEでハンドメイド作品を販売していると、発送方法の選び方で利益がかなり変わります。
作品価格をしっかり考えていても、送料や梱包資材、発送にかかる手間を見落とすと、思ったより手元に残らないことがあります。特にアクセサリー、キーホルダー、ステッカー、布小物などの小さな作品は、発送方法を固定しすぎると損をしやすいジャンルです。
この記事では、クリックポスト・ゆうパケット・ネコポスを比較しながら、ハンドメイド作品に合う発送方法を整理します。料金は変更されることがあるため、実際に使う前には各サービスの最新情報も確認してください。
クリックポスト・ゆうパケット・ネコポスの比較
まずは、よく使われる3つの小物発送サービスをざっくり比べます。
| 発送方法 | 料金の考え方 | サイズ目安 | 重さ | 追跡 | 向いている作品 |
|---|---|---|---|---|---|
| クリックポスト | 全国一律。2026年9月時点では185円、2026年10月1日から240円予定 | 長辺34cm以内、厚さ3cm以内、A4程度 | 1kg以内 | あり | アクセサリー、ステッカー、薄い布小物 |
| ゆうパケット | 厚さ別の全国一律料金 | 3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内 | 1kg以内 | あり | 厚さを細かく管理できる小物 |
| ネコポス | 契約・利用サービスにより変動。上限料金あり | 長辺34cm以内、3辺合計60cm以内、厚さ3cm以内 | 1kg以内 | あり | ネットショップ連携や発送数が多い小物 |
どれも「薄い・軽い・追跡あり」の発送に向いています。ただし、同じ3cm以内でも、料金の決まり方や使える条件が違います。
クリックポストは自宅でラベルを作成し、ポスト投函しやすいのが魅力です。ゆうパケットは厚さごとに料金が分かれるため、1cm以内に収まる商品なら選択肢に入りやすくなります。ネコポスはヤマト運輸との契約や販売サービス経由で使うケースが多く、運用環境によって便利さが変わります。
クリックポストが向いている作品
クリックポストは、ハンドメイド作家にとってかなり使いやすい発送方法です。全国一律料金で、追跡があり、ポスト投函もしやすいからです。
向いているのは、次のような作品です。
- ピアス、イヤリング、ネックレスなどのアクセサリー
- ステッカー、カード、ポストカード
- 薄手の巾着、ポーチ、布小物
- 小さな紙ものセット
- 厚みを抑えられる推し活グッズ
注意したいのは、作品そのものではなく「梱包後の厚さ」です。アクセサリーは本体が薄くても、台紙、緩衝材、箱を入れると3cmを超えることがあります。破損が怖くて梱包を厚くした結果、クリックポストで送れなくなることもあります。
壊れやすいアクセサリーは、薄型の段ボール箱やクッション封筒を使いながら、実際に定規で厚さを測っておくと安心です。毎回迷う場合は、商品ごとに「クリックポスト可」「宅配便推奨」のように発送メモを作っておくと、受注後の判断が楽になります。
ゆうパケットが向いている作品
ゆうパケットは、厚さによって料金が変わる点が特徴です。2026年9月時点では、厚さ1cm以内・2cm以内・3cm以内で料金が分かれています。
そのため、薄く収まる商品ほど相性がよくなります。たとえば、ステッカー、紙もの、薄いチャーム、薄手の布小物などです。厚さ1cm以内で安定して送れる商品が多いショップなら、クリックポストよりも送料設計を細かくできます。
一方で、厚さが毎回変わりやすい作品には少し注意が必要です。リボン、ドライフラワー、立体パーツ付きアクセサリーなどは、梱包すると厚みが読みにくくなります。厚さの判断が毎回ギリギリになるなら、発送前のストレスもコストの一部として考えたほうが現実的です。
送料を10円、20円単位で抑えることも大切ですが、発送ミスや差し戻しが増えると、結果的に時間を失います。販売数が増えてきた作家さんほど、「安いけれど毎回不安」より「少し高くても安定して送れる」方法を選ぶ価値があります。
ネコポスが向いている作品
ネコポスは、ヤマト運輸の小型荷物向けサービスです。追跡があり、ポスト投函で届けられるため、購入者にもわかりやすい発送方法です。
ただし、個人がいつでも同じ条件で使えるというより、契約や販売サービス経由で利用するケースが中心です。BASEや一部サービスの配送連携を使っている場合、ネコポスが選択肢に入ることがあります。
ネコポスが向いているのは、発送件数がある程度あり、ネットショップの受注管理と発送をまとめて効率化したい作家さんです。たとえば、同じサイズの商品を継続して販売しているショップ、ステッカーや小物雑貨を定番商品として扱っているショップには合いやすいです。
一方、月に数件だけ発送する場合や、作品ごとにサイズが大きく変わる場合は、クリックポストやゆうパケットのほうが始めやすいこともあります。
作品別のおすすめ発送方法
ハンドメイド作品は、ジャンルごとに「安さ」と「安全性」のバランスが違います。
| 作品ジャンル | 第一候補 | 判断ポイント |
|---|---|---|
| アクセサリー | クリックポスト | 追跡あり。箱梱包で3cm以内に収まるか確認 |
| ステッカー・紙もの | ゆうパケットまたはクリックポスト | 厚さ1cm以内ならゆうパケットも検討 |
| 布小物 | クリックポスト | 折りたたんだ厚さが安定するか確認 |
| キーホルダー | クリックポスト | 金具やパーツで厚みが出やすい |
| ドライフラワー作品 | 宅配便も検討 | つぶれやすく、薄型発送に向かない場合がある |
| 複数点セット | クリックポストまたは宅配便 | 同梱で3cmを超えるかが分かれ目 |
特にアクセサリーは、送料だけで選ぶと破損リスクが上がります。台紙に固定する、パーツが動かないようにする、箱の中で余白を作りすぎないなど、梱包込みで発送方法を決めましょう。
イベント出店をしている作家さんは、発送にもブランド体験をつなげやすいです。マルシェで商品を入れる袋にロゴやショップ名を入れると持ち歩き中の宣伝になるように、ネット販売でも梱包材やショップカードは購入後の印象に残ります。ただし、ショップカードやおまけを入れすぎて厚さが変わると送料が上がることがあります。販促物も「梱包後のサイズ」に含めて考えるのが大切です。
送料無料にするか、送料別にするか
発送方法を選ぶときは、送料を誰が負担するかも一緒に考えます。
送料無料にすると購入者にはわかりやすいですが、作家側が送料を吸収することになります。たとえば送料240円、梱包資材60円なら、発送まわりだけで300円です。1,500円の商品なら、売上の20%が発送関連費になります。
送料別にすると利益は守りやすい一方で、購入前の合計金額が上がって見えます。minneやCreemaでは、送料込みの商品と送料別の商品が並ぶため、見え方も意識したいところです。
おすすめは、まず原価・梱包費・販売手数料・送料を分けて把握することです。そのうえで、次のように決めると迷いにくくなります。
- 低価格商品は送料別にして赤字を防ぐ
- ギフト向け商品は送料込みでわかりやすく見せる
- 複数購入されやすい商品は同梱時の送料を確認する
- 送料無料ラインを作る場合は平均客単価も見る
ネットショップで売れないからといって、安易に価格を下げるのは注意が必要です。あとから委託販売やイベント販売を始めたとき、手数料や出店料を吸収できなくなることがあります。送料も価格設計の一部として、最初から利益に入れて考えておきましょう。
発送方法はひとつに絞らなくていい
ショップ運営では、発送方法をひとつに固定すると管理は楽になります。ただ、作品の幅が広い場合は、無理に統一しないほうが利益を守れることもあります。
たとえば、ステッカーはゆうパケット、アクセサリーはクリックポスト、立体作品は宅配便というように、商品ジャンルで分ける方法です。商品数が多い場合は管理が少し大変になりますが、送料の過不足を減らしやすくなります。
作家活動では、利益率重視の商品と、知ってもらうきっかけになる手に取りやすい商品を分けて用意することがあります。発送方法も同じで、すべての商品に同じ送料ルールを当てはめるより、商品の役割ごとに考えるほうが自然です。
まずは、よく売れる定番商品から梱包後サイズを測ってみてください。そこから発送方法を決めると、感覚ではなく数字で判断できます。
送料まで含めて価格を決める
クリックポスト、ゆうパケット、ネコポスは、どれも小物発送に便利な方法です。選び方の軸は、料金だけではありません。
梱包後の厚さ、追跡の有無、発送作業のしやすさ、購入者への案内のしやすさ。これらを含めて考えると、自分のショップに合う方法が見えてきます。
送料を抑えることは大切ですが、安さだけを追うと、破損対応や再発送でかえって負担が増えることもあります。ハンドメイド販売では、作品価格と送料を切り離さず、「この発送方法でも利益が残るか」まで見るのが安心です。
送料・梱包費・販売手数料を含めた価格の見直しには、ねだんナビの価格診断ページも活用できます。
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