BASE手数料2026|minne・Creema比較
BASEの手数料を2026年時点で整理し、minne・Creemaと手取り額を比較。送料込み価格や販売価格の違いで利益がどう変わるかを具体例で解説します。
この記事のポイント(読了 約8分)
- -BASEはプランによって手数料の考え方が変わり、低単価では固定費40円の影響が大きい
- -minne・Creemaは販売価格と送料の扱いを含めて手取り額を見る必要がある
- -ネット販売価格を安くしすぎると、委託販売やイベント販売との整合性が取りにくくなる
BASE手数料2026をまず整理する
BASEでハンドメイド作品を販売するとき、まず見ておきたいのは「売れたときにいくら引かれるか」です。
2026年時点で、BASEの代表的な料金体系は大きく2つに分かれます。初期費用・月額費用を抑えて始めやすいスタンダードプランと、月額費用を払う代わりに決済手数料を抑えるグロースプランです。
スタンダードプランでは、1回の注文ごとに決済手数料とサービス利用料がかかります。目安としては、決済手数料が注文金額の3.6%+40円、サービス利用料が3%です。つまり、ざっくり見ると「6.6%+40円」が注文ごとに引かれるイメージです。
一方、グロースプランは月額費用がかかる代わりに、決済手数料が低めに設定されています。月商が大きくなってきたショップほど、スタンダードより有利になる可能性があります。
ここで大事なのは、手数料率だけを見ないことです。BASEには「+40円」の固定部分があるため、500円、800円、1,000円のような低単価作品では、割合以上に手取りが減って見えます。
minne・Creemaと何が違うのか
minneやCreemaは、ハンドメイド作品を探しているお客様が集まりやすいモール型のサービスです。BASEは自分のショップを持つ感覚に近く、集客はSNS、検索、イベント、リピーター導線などを自分で作っていく必要があります。
手数料だけで比べると、minneは販売手数料が税込10.56%前後、Creemaは作品販売で税込11%前後が目安になります。実際の計算では、送料、決済方法、振込手数料、キャンペーン、カテゴリによって差が出ることがあります。
比較すると、BASEスタンダードの「6.6%+40円」は一見安く見えます。ただし、低単価では40円の影響があり、さらにBASEは集客コストを自分で負担する場面が多くなります。
minneやCreemaは手数料が高めでも、検索から見つけてもらえる可能性があります。BASEは手数料を抑えやすい一方で、SNS投稿、ショップカード、イベントでの案内、リピーター施策などが売上に直結します。
具体例で手取り額を比較する
ここではわかりやすく、販売価格3,000円、送料300円、注文合計3,300円の作品で考えます。材料費や梱包資材費は一旦除き、サービス手数料後の手取りを見ます。
- BASEスタンダード: 3,300円から約6.6%と40円を差し引くと、手取りは約3,042円
- minne: 3,300円から10.56%を差し引くと、手取りは約2,952円
- Creema: 3,300円から11%を差し引くと、手取りは約2,937円
この例だけを見ると、BASEスタンダードの手取りがやや多く見えます。ただし、ここには振込手数料、事務手数料、集客にかけた時間や広告費は入れていません。
次に、販売価格1,000円、送料200円、注文合計1,200円で考えてみます。
BASEスタンダードでは、1,200円の6.6%が約79円、そこに固定の40円が加わるため、手数料は約119円です。手取りは約1,081円になります。割合にすると約9.9%です。
minneなら10.56%で約127円、Creemaなら11%で約132円です。低単価でもBASEが少し有利に見えることはありますが、差は大きくありません。むしろ「どこで売るとお客様に見つけてもらいやすいか」のほうが重要になることもあります。
送料込み価格で利益はどう変わるか
ハンドメイド販売では、「送料無料」や「送料込み」にしたほうがお客様に伝わりやすい場面があります。特にBASEのように自分のショップとして見せる場合、価格表示がシンプルだと購入までの迷いが減ることがあります。
ただし、送料込み価格には注意が必要です。
たとえば、作品価格3,000円、送料300円を別にする場合と、送料込みで3,300円と表示する場合を比べると、お客様が支払う金額は同じです。しかし作家側の感覚として「作品は3,000円」と思っていると、送料分にも手数料がかかることを見落としやすくなります。
送料込みにするなら、送料300円をそのまま上乗せするだけでなく、送料にかかる手数料分も含めて考える必要があります。特にクリックポスト、宅急便コンパクト、追跡あり配送などを使う場合、配送方法の差で利益がじわじわ変わります。
「送料無料にしたら売れやすいか」だけでなく、「送料無料にしても残したい利益が残るか」を先に計算しておくと安心です。
販売価格を安くしすぎない
ネットショップで売れない期間が続くと、「少し安くしたほうがいいのかな」と感じることがあります。けれど、安くしすぎると後から苦しくなります。
作家さんの中には、BASEでは安めに出していたけれど、委託販売を始めたら手数料が乗って利益がほとんど残らなかった、というケースもあります。委託販売では販売手数料が30%から50%になることもあり、ネット販売価格を低く設定しすぎていると、価格の整合性が取れなくなります。
minne、Creema、BASE、イベント、委託販売。販売場所が増えるほど、価格管理は複雑になります。あまり多くのモールに出店しすぎると在庫管理も大変です。商品数が多い場合は在庫管理システムを使う選択肢もありますが、まずは「どの場所で、どの価格で、どれだけ利益を残すか」を決めるほうが先です。
BASEを使うなら集客導線も価格に含める
BASEは自分のショップとして育てやすい反面、ただ商品を登録しただけでは見つけてもらいにくいことがあります。SNS、イベント、ショップカード、リピーター向けのお知らせなど、販売までの導線づくりが大切です。
イベント出店をしている作家さんなら、商品を入れる袋にロゴやショップ名を入れたり、ショップカードを手に取りやすい位置に置いたりするだけでも、BASEへの再訪につながります。マルシェで作品を見てくれた人が、その場では買わなくても、後でBASEショップを見に来てくれることがあります。
また、SNSフォローで小さなおまけをつける、購入者に次回使える案内を同封するなど、無理のない範囲で接点を増やすのも有効です。
ここで忘れたくないのは、集客に使う時間もコストだということです。写真を撮る、文章を書く、投稿する、発送する、お客様対応をする。手数料が少し安くても、運営にかかる時間が大きければ、利益感は下がります。
価格設定で見るべき順番
BASE、minne、Creemaを比較するときは、手数料率だけで判断しないほうが現実的です。次の順番で見ると、価格のズレに気づきやすくなります。
- 作品価格、送料、梱包費、材料費を分けて書き出す
- 各サービスの手数料を注文合計に対して計算する
- 1注文あたりの手取りを出す
- 制作時間と発送作業の時間を入れる
- イベント販売や委託販売でも成立する価格か確認する
- 送料込み、送料無料、別送料の3パターンで利益を見る
特に、利益率重視の商品と、知ってもらうきっかけになる手に取りやすい商品を分けて考えるのはおすすめです。すべての商品で同じ利益率を目指す必要はありません。
たとえば、ステッカーや小さなチャームは入口商品として用意し、主力のアクセサリーや布小物でしっかり利益を残す。こうした組み合わせにすると、BASEでもminneでもCreemaでも価格に役割を持たせやすくなります。
まとめ
BASE手数料2026をminne・Creemaと比較すると、BASEはスタンダードプランなら「率は低めだが固定費40円がある」、minne・Creemaは「手数料率は高めだがモール内で見つけてもらいやすい」という違いがあります。
販売価格3,000円前後ではBASEの手取りがやや多く見えることがありますが、送料込み価格、振込手数料、集客にかかる時間まで入れると、単純な手数料率だけでは判断できません。
大切なのは、どのサービスが一番安いかではなく、自分の作品価格で利益が残るかどうかです。BASE、minne、Creemaそれぞれの手取りを並べてみると、「この価格では少し苦しい」「送料込みにするならあと100円必要かも」といった判断がしやすくなります。
販売場所ごとの手数料を入れて作品価格を見直したいときは、ねだんナビの価格診断ページで、材料費や作業時間を含めた価格の目安を確認できます。
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