ハンドメイド原価計算表|無料エクセルテンプレと材料費・人件費・手数料の計算式
ハンドメイド原価計算表の無料エクセルテンプレを配布。材料費・人件費・販売手数料・送料を入力するだけで、原価2,480円から販売価格4,200円を逆算できます。
この記事のポイント(読了 約11分)
- -ハンドメイド原価計算表は材料費・人件費・間接費・販売手数料・送料・利益率を入力して販売価格を逆算する
- -無料エクセルテンプレートは材料費・制作時間・時給・手数料率を入れるだけで推奨価格まで自動計算できる
- -人件費は制作時間×時給で計算し、時給換算で割に合う価格か確認する
- -記入例では材料費180円のレジンピアスを原価2,480円、販売価格4,200円で計算する
- -minne・Creema・BASEの販売手数料や送料を含めた価格は無料診断でも確認できる
ハンドメイド原価計算表の早見表
ハンドメイドの原価計算は、材料費だけでなく、人件費・間接費・販売手数料・送料・利益率まで入れて販売価格を逆算します。先に全体像を表で確認すると、エクセルやGoogleスプレッドシートで原価計算表を作るときの列も迷いません。
| 知りたいこと | 使う計算式 | レジンピアスの例 |
|---|---|---|
| 材料費 | パーツ費・梱包材の合計 | 180円 |
| 人件費 | 制作時間 × 時給 | 1.5h × 1,500円 = 2,250円 |
| 間接費 | 月間経費 ÷ 月間制作数 | 50円 |
| 原価合計 | 材料費 + 人件費 + 間接費 | 180円 + 2,250円 + 50円 = 2,480円 |
| 販売価格 | 原価 ÷ (1 − 手数料率 − 利益率) | 2,480円 ÷ 0.6 = 約4,133円 |
| 端数調整後の価格 | 100円単位に切り上げ | 4,200円 |
| 時給換算 | 実質利益 ÷ 制作時間 | 約866円 |
この記事では、この計算をそのまま使える無料エクセルテンプレート、材料費・人件費・販売手数料・送料込みの計算式、原価計算表の記入例の順に解説します。
無料エクセルテンプレートで原価計算する
原価計算は、次の3ステップで販売価格まで逆算できます。
- 材料費・人件費(制作時間×時給)・間接費・送料負担分を足して原価合計を出す
- 原価を「1 − 販売手数料率 − 利益率」で割って販売価格を逆算する
- 時給換算(実質利益÷制作時間)を確認して割に合うかを見る
この3ステップの列構成と数式をそのまま入れた原価計算テンプレートを無料で配布しています。材料費・制作時間・時給・販売手数料率・送料を入力するだけで、人件費、原価合計、推奨販売価格、原価率、時給換算まで自動で出ます。サンプル3作品+空テンプレ10行入りで、エクセルでもGoogleスプレッドシートでも開けます。

テンプレートで原価を出したら、その数字が市場で高すぎないか・安すぎないかも確かめておくと安心です。ねだんナビの無料診断は、minne・Creema・BASEの市場データと照らして適正価格の幅を提案します。
ダウンロードしたら、以降の説明を読みながら、B列(材料費)・C列(制作時間)・D列(時給)・F列(間接費)・H列(手数料率)・I列(利益率)を自分の数値に入れ替えてください。人件費から推奨価格・原価率・時給換算まで自動で出ます。
原価計算の早見表(材料費・人件費・販売手数料込み)
計算式と数値の全体像を先に確認したい方向けに、原価から販売価格までの流れを1枚にまとめました。レジンピアス(ドライフラワー入り)を例にしています。
| 項目 | 計算式 | 数値例 |
|---|---|---|
| 材料費 | パーツ費の合計 | 180円 |
| 人件費 | 制作時間 × 時給(1.5h × 1,500円) | 2,250円 |
| 間接費 | 1作品あたりの按分 | 50円 |
| 原価合計 | 材料費 + 人件費 + 間接費 | 2,480円 |
| 販売手数料率 | 出品先の率 | 10% |
| 目標利益率 | 自分が残したい率 | 30% |
| 推奨販売価格 | 原価 ÷ (1 − 手数料率 − 利益率) | 約4,133円 → 4,200円 |
| 原価率 | 原価合計 ÷ 販売価格 | 約59% |
これらの式をそのまま入れた原価計算表は、上のテンプレートのほか、次の見出しでコピー用としても掲載しています。
原価計算表の使い方
原価計算表は、1行を1作品として使います。最初に作品名を入れ、材料費、制作時間、時給、間接費、販売手数料率、利益率を入力します。あとはエクセルの数式で、人件費、原価合計、推奨販売価格、実質利益、時給換算、原価率が自動計算されます。
| 入力する列 | 入れる内容 | 入力例 |
|---|---|---|
| 作品名 | 管理しやすい商品名 | レジンピアスA |
| 材料費 | パーツ・梱包材の合計 | 180 |
| 制作時間 | 制作・検品・梱包の時間 | 1.5 |
| 時給 | 自分の基準時給 | 1500 |
| 間接費 | 工具・電気代などの按分 | 50 |
| 手数料率 | minne・Creema・BASEなどの販売手数料 | 10% |
| 利益率 | 残したい利益の割合 | 30% |
入力するときのコツは、材料費を細かくしすぎないことです。ビーズ1粒単位まで厳密に追うよりも、1作品あたりの主要パーツ、梱包材、消耗品を安定して記録するほうが続きます。慣れてきたら、送料を自分が負担する場合だけ間接費または送料列に入れて、販売価格へ反映させます。
そのままコピーして使える原価計算表
数式を覚える前に、まずは完成形の原価計算表を見ておくと全体像がつかめます。下の表はセルに入る値と数式をそのまま並べたもので、エクセルやGoogleスプレッドシートにコピーすればすぐ動きます。レジンピアスA・布製ポーチ・つまみ細工かんざしの3作品を例にしています。
| 作品名 | 材料費 | 制作時間 | 時給 | 人件費 =時間×時給 | 間接費 | 原価合計 =材料+人件+間接 | 手数料率 | 利益率 | 推奨価格 =原価/(1−手数料−利益) | 原価率 =原価/価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レジンピアスA | 180 | 1.5 | 1500 | 2250 | 50 | 2480 | 10% | 30% | 4200 | 59% |
| 布製ポーチ | 620 | 1.0 | 1500 | 1500 | 40 | 2160 | 10% | 30% | 3600 | 60% |
| つまみ細工かんざし | 540 | 2.5 | 1500 | 3750 | 60 | 4350 | 10% | 30% | 7300 | 60% |
縦に1行が1作品です。材料費・制作時間・時給・手数料率・利益率の5つを入れ替えるだけで、人件費から推奨価格・原価率まで自動で更新されます。各列の数式は後半の「エクセル・スプレッドシートで原価計算表を作る」で詳しく説明します。
原価計算の重要性
ハンドメイド作品の価格設定において、原価計算は最も基本的かつ重要なステップです。多くの作家さんが「材料費だけ」で計算してしまいがちですが、それでは赤字になってしまう可能性があります。
正しい原価計算をすると、適正な利益を確保しやすくなり、値下げ交渉にも自信を持って対応できます。作品の価値を正当に評価できるため、長く続けられる価格設定にもつながります。
原価の3つの要素
ハンドメイド作品の原価は、大きく分けて3つの要素から構成されます。
1. 材料費(直接費)
作品制作に直接使用する材料の費用です。布、糸、ビーズなどの主材料、ボタンやファスナーなどの副資材、接着剤や塗料などの消耗品、箱や緩衝材などの梱包材が含まれます。
計算のコツは、材料を購入した際のレシートを保管し、使用した分だけを按分して計算することです。例えば、1,000円で購入した布から10作品作れる場合、1作品あたりの材料費は100円になります。
2. 人件費(製作時間の対価)
多くの作家さんが見落としがちな、最も重要な要素です。あなたの時間と技術には価値があります。
計算は、製作時間を正確に計測し、時給を設定して、製作時間 × 時給で算出します。製作時間には、デザイン、制作、検品、梱包まで含めます。例として、製作時間3時間、時給1,500円の場合、人件費は4,500円です。
3. 間接費・経費
作品制作に間接的にかかる費用です。販売手数料、送料の負担分、電気代、水道代、工具・機材の減価償却費、プラットフォーム利用料、撮影用の背景・照明費用などが該当します。
月々の経費を集計し、月間制作数で割って1作品あたりの間接費を算出します。販売手数料は売価に対してかかるため、原価合計に足すよりも、販売価格を逆算する式の中で扱うのが分かりやすいです。
実践例:材料費180円から販売価格4,200円までの計算手順
具体的な数値を1ステップずつ追うと、計算式の使い方がはっきりします。レジンピアス(ドライフラワー入り)を例に、材料費から販売価格までを順番に出していきます。
ステップ1は材料費です。UVレジン液50円、ドライフラワー30円、ピアス金具80円、梱包材20円で、材料費は合計180円になります。
ステップ2は人件費です。制作時間1.5時間に時給1,500円を掛けて、180円の材料に対し人件費は2,250円です。
ステップ3は間接費です。月間経費(電気代、工具償却など)から1作品あたり50円を按分します。販売手数料は売価に対してかかるため、ここでは原価に含めません。
ステップ4で原価合計を出します。材料費180円 + 人件費2,250円 + 間接費50円 = 原価2,480円です。
ステップ5で販売価格を逆算します。販売手数料10%・利益率30%なら、2,480円 ÷ (1 − 0.1 − 0.3) = 2,480円 ÷ 0.6 ≒ 4,133円となり、100円単位に整えて4,200円が販売価格の目安です。材料費180円の作品が、人件費と利益を含めると4,200円になる、という流れが原価計算の基本形です。
計算した価格が実際の販売ページで高すぎないか、または安すぎないかは、市場データと照らして確認しておくと判断しやすくなります。
人件費を入れるべき理由
ハンドメイドで赤字を防ぐ鍵は人件費です。材料費は見えやすいのに対し、自分の作業時間は無料にしてしまいがちで、その結果「売れても手元に時給数百円しか残らない」状態に陥ります。
人件費を入れる理由は、利益を多く見せるためではありません。制作を続けられる価格かどうかを判断するためです。材料費180円の作品でも、制作に1.5時間かかるなら、時給1,500円で2,250円の人件費が発生しています。ここをゼロにすると、実際には時間を使っているのに、価格表では利益が出ているように見えてしまいます。
人件費の計算式は「制作時間 × 時給」です。制作時間にはデザイン検討・制作・検品・梱包・出品作業まで含めるのが正確です。時給は最低賃金以上を目安に、自分の経験やジャンルに応じて1,000円〜2,000円の範囲で設定します。たとえば制作1.5時間・時給1,500円なら人件費は2,250円、制作2.5時間・時給1,500円なら人件費は3,750円です。
注意したいのは、原価率を下げたいからといって人件費を削ると、見かけの原価率は良くなっても時給が下がってしまう点です。そこで価格を出したあとに「時給換算」を必ず確認します。
時給換算の計算式は「実質利益 ÷ 制作時間」です。レジンピアスAの場合、推奨価格4,200円から原価2,480円と販売手数料420円を引いた実質利益は約1,300円で、制作1.5時間で割ると時給換算は約866円です。これが想定時給1,500円を下回っているので、価格を上げるか、制作時間を短くするか、より単価の高いジャンルへ移すかを検討する材料になります。
| 作品名 | 実質利益 =価格−原価−手数料 | 制作時間 | 時給換算 =実質利益/時間 |
|---|---|---|---|
| レジンピアスA | 約1,300円 | 1.5h | 約866円 |
| 布製ポーチ | 約1,080円 | 1.0h | 約1,080円 |
| つまみ細工かんざし | 約2,220円 | 2.5h | 約888円 |
原価率と時給換算の両方を見ておくと、「価格は出たけれど割に合わない作品」を早い段階で見つけられます。
minne/Creema/BASE手数料を含める方法
minne、Creema、BASEなどで販売する場合、販売価格には販売手数料を含めて考える必要があります。手数料は売れた後に販売価格から差し引かれるため、原価に単純に足すのではなく、販売価格を逆算する式に入れます。
基本式は 販売価格 = 原価 ÷ (1 - 販売手数料率 - 利益率) です。原価2,480円、販売手数料10%、利益率30%なら、2,480円 ÷ 0.6 = 約4,133円となります。これを4,200円に整えると、手数料を引いた後にも利益が残る価格になります。
| 販売先 | 手数料率の入力例 | 計算での扱い |
|---|---|---|
| minne | 10%前後 | H列に手数料率を入力 |
| Creema | 10%前後 | H列に手数料率を入力 |
| BASE | 決済手数料・サービス利用料を合算 | 合算した率をH列に入力 |
送料を作家側が負担する場合は、送料も忘れずに入れます。送料込み価格にするなら、送料の実費または平均額を間接費や送料列に入れてから販売価格を逆算します。購入者が送料を別で支払う場合は、原価計算表の販売価格には含めず、帳簿側で送料の入出金を記録します。
適正な販売価格の設定
原価が分かったら、次は販売価格を決めます。
基本的な価格設定の公式
販売価格 = 原価 ÷ (1 - 販売手数料率 - 利益率)
原価2,480円、販売手数料10%、利益率30%の場合は次のようになります。
販売価格 = 2,480円 ÷ (1 - 0.1 - 0.3) = 2,480円 ÷ 0.6 ≒ 4,133円
端数を調整すると、実際の販売価格は4,200円〜4,500円が目安です。利益率は初心者なら20〜30%、慣れてきたら30〜40%が一つの目安になります。
原価率は早見ガイドで確認する
原価率は「原価合計 ÷ 販売価格」で求めます。上の例では2,480円 ÷ 4,200円で約59%です。原価率や利益率を何%に置けばよいかという数値の早見は、本記事ではなくハンドメイドの原価率・利益率の早見ガイドに表でまとめています。ジャンル別の目安や、原価率を下げると時給が下がる仕組みもそちらで確認できます。
この記事の役割は、原価を「計算する手順」とエクセルテンプレの使い方です。出した数字が市場で妥当かまでは判断しづらいので、計算後はねだんナビの無料診断で確かめておくと安心です。minne・Creema・BASEの市場データと照らして適正価格の幅を提案します。
原価計算でよくある失敗
1. 人件費を計上しない
「趣味だから」「好きでやってるから」という理由で人件費をゼロにすると、長期的に持続できません。あなたの時間と技術には価値があります。
2. 端材や消耗品を計算に入れない
少額でも積み重なれば大きな金額になります。すべての費用を正確に記録しましょう。
3. 販売手数料を忘れる
ハンドメイドマーケットでは10%前後の手数料がかかります。販売価格を決める際に必ず考慮しましょう。
4. 作業時間を正確に計測しない
感覚ではなく、タイマーを使って正確に計測することが重要です。
エクセル・スプレッドシートで原価計算表を作る(無料テンプレ配布)
毎回電卓で計算するのは現実的ではありません。エクセルやGoogleスプレッドシートで原価計算表を1枚作っておくと、新作のときに数値を入れ替えるだけで適正価格まで一気に出せます。
冒頭でも配布しているとおり、本記事の列構成と数式をそのまま入れた原価計算テンプレートを無料で用意しています。サンプル3作品+空テンプレ10行入りで、Googleスプレッドシートにも読み込めます。
テンプレートに数値を入れたら、販売価格が市場感と合っているかも確認しておくと、値付けの不安を減らせます。
自分で1から作りたい方も、最低限次の列を用意すれば十分です。
| 列 | 入力するもの | 例 |
|---|---|---|
| A: 作品名 | 商品名やコード | レジンピアスA |
| B: 材料費 | パーツごとの合計(円) | 180 |
| C: 制作時間(時間) | 制作・検品・梱包の合計 | 1.5 |
| D: 時給 | 自分で決めた基準(円) | 1500 |
| E: 人件費 | =C*D | 2250 |
| F: 間接費 | 1作品あたりの按分(円) | 50 |
| G: 原価合計 | =B+E+F | 2480 |
| H: 販売手数料率 | 出品先の率(%) | 10 |
| I: 目標利益率 | 自分が残したい率(%) | 30 |
| J: 推奨販売価格 | =CEILING(G/(1-H/100-I/100),100) | 4200 |
| K: 実質利益 | =J-G-J*H/100 | 1300 |
| L: 時給換算 | =K/C | 866 |
| M: 原価率 | =G/J | 0.59 |
ポイントは、推奨販売価格を求める列で CEILING 関数を使い、100円単位に切り上げてしまうことです。価格に小数点が残らず、すぐにminneやCreemaへ転記できます。時給換算(L列)と原価率(M列)まで出しておくと、「価格は出たけど時給が低い」「原価率が高すぎる」という落とし穴に気づけます。
この表を雛形として保存しておき、新作ごとに行を追加していけば、自分だけの原価計算テンプレートとして育てられます。月末に集計するとジャンル別の平均利益率も見えてきて、値上げや効率化の判断材料になります。
ハンドメイド作家の帳簿の付け方と原価計算の関係
原価計算表は、作品ごとの価格を決めるための表です。一方で帳簿は、売上・仕入れ・経費・手数料を日付ごとに記録し、月次や確定申告で使うための記録です。目的は違いますが、材料費や販売手数料の数字はつながっています。
ハンドメイド作家が最低限記録しておきたい項目は、購入日、購入先、材料名、金額、使った作品名、販売日、販売価格、販売手数料、送料、入金額です。原価計算表で作品ごとの材料費を出し、帳簿では実際に買った材料や支払った手数料を記録しておくと、価格設定と経費管理の両方が整理しやすくなります。
原価計算を助けるツール
原価計算を続けるには、ねだんナビの価格診断、エクセルやGoogleスプレッドシート、会計アプリ、時間計測アプリを使い分けると管理しやすくなります。価格診断では市場データをもとに適正価格を確認し、表計算ソフトでは作品ごとの原価を記録します。freeeやマネーフォワードなどの会計アプリは経費管理に、TogglやClockifyなどの時間計測アプリは製作時間の把握に使えます。
よくある質問
ハンドメイドの原価計算はどうやればいいですか
材料費・人件費・間接費の3要素を足して原価合計を出します。レジンピアスの例では、材料費180円 + 人件費2,250円 + 間接費50円 = 2,480円が原価です。この原価を「1 − 販売手数料率 − 利益率」で割ると、販売手数料や利益を含めた販売価格を逆算できます。
材料費から販売価格はどうやって計算しますか
材料費に人件費(制作時間×時給)と間接費を足して原価を出し、その原価を「1 − 手数料率 − 利益率」で割ります。材料費180円・人件費2,250円・間接費50円なら原価は2,480円で、手数料10%・利益率30%なら2,480円 ÷ 0.6 ≒ 4,133円となり、100円単位に整えて4,200円が販売価格の目安です。
ハンドメイド原価計算表には何を入れればいいですか
作品名、材料費、制作時間、時給、人件費、間接費、原価合計、販売手数料率、利益率、推奨販売価格、実質利益、時給換算、原価率を入れます。最低限、材料費・制作時間・時給・手数料率・利益率を入力すれば、人件費と販売価格を自動計算できます。送料を作家側が負担する場合は、送料の実費または平均額も入れてください。
エクセルで原価計算表を作るときの関数は何を使いますか
推奨販売価格は =CEILING(原価/(1-手数料率-利益率),100) で100円単位に切り上げます。人件費は =制作時間*時給、原価率は =原価/販売価格 で算出できます。本記事の無料テンプレートにはこれらの数式があらかじめ入っているので、ダウンロードしてすぐ使えます。
原価計算表はそのままコピーして使えますか
本記事の「そのままコピーして使える原価計算表」の表をエクセルやGoogleスプレッドシートに貼り付ければ、材料費・制作時間・時給・手数料率・利益率を入れ替えるだけで人件費から推奨価格・原価率まで自動計算できます。レイアウトごと整えたい方は冒頭の無料xlsxテンプレートも利用できます。
ハンドメイドの人件費の計算式は何ですか
人件費の計算式は「制作時間 × 時給」です。制作時間にはデザイン・制作・検品・梱包・出品作業まで含め、時給は最低賃金以上を目安に1,000円〜2,000円で設定します。制作1.5時間・時給1,500円なら人件費は2,250円です。価格を出したあとは「実質利益 ÷ 制作時間」で時給換算を確認し、想定時給を下回る場合は価格の引き上げや制作時間の短縮を検討します。
利益率は計算式のどこに入れますか
利益率は販売価格を逆算する式「原価 ÷ (1 − 手数料率 − 利益率)」の分母に入れます。原価2,480円・手数料10%・利益率30%なら、2,480円 ÷ (1 − 0.1 − 0.3) = 約4,133円です。利益率を何%に置くかの目安や原価率との関係は、原価率・利益率の早見ガイドに数値表でまとめています。
販売手数料は原価に含めますか
販売手数料は売価に対してかかるため、原価そのものには含めず、販売価格を逆算する式の中で考慮します。各マーケットの手数料はおおむね8〜12%です。テンプレートではH列に手数料率を入れることで自動的に価格へ反映されます。
minne・Creema・BASEの手数料はどう入力しますか
各販売先の手数料率を確認し、原価計算表の手数料率の列に入力します。minneやCreemaは10%前後、BASEは決済手数料とサービス利用料を合算した率を入れると計算しやすくなります。複数の販売先で売る場合は、販売先ごとに行を分けるか、手数料率の高いほうで計算すると赤字を防ぎやすくなります。
送料込みで販売する場合はどう計算しますか
送料を作家側が負担する場合は、送料の実費または平均額を間接費や送料列に入れてから販売価格を逆算します。たとえば原価2,480円に送料200円を含めるなら、計算上の原価は2,680円として扱います。購入者が送料を別で支払う場合は、販売価格には含めず、帳簿で送料の入出金を記録します。
ハンドメイド作家の帳簿の付け方は原価計算と何が違いますか
原価計算は作品ごとの販売価格を決めるための計算で、帳簿は売上・仕入れ・経費・手数料を日付ごとに記録するためのものです。材料費や販売手数料は両方に関係するため、原価計算表で作品別の原価を出し、帳簿で実際の支出と入金を記録しておくと管理しやすくなります。
おわりに
原価計算は、ハンドメイド作家として価格に自信を持つための土台です。材料費、人件費、間接費を足して原価を出し、販売手数料と利益率を含めて販売価格を逆算します。人件費は制作時間×時給で計上し、時給換算で割に合うかを確認します。数値の早見が必要なときはハンドメイドの原価率・利益率の早見ガイドも確認してください。
無料テンプレートを使えば、新作ごとに材料費・制作時間・時給・手数料率を入れ替えるだけで、原価と販売価格を同じ基準で計算できます。原価から出した売価が市場で通用するかを確かめたいときは、ねだんナビの無料診断で適正価格の幅をチェックできます。
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