マルシェ出店の準備リスト|当日までにやること全部
ハンドメイドマルシェに初めて出店する作家向けに、申し込みから当日のブース設営、接客、持ち物まで実体験ベースでまとめました。準備漏れゼロで当日を迎えるためのリストつき。
この記事のポイント(読了 約8分)
- -出店申し込みから当日までの流れを時系列で整理
- -「遠くから見えるブース」を作るディスプレイの考え方
- -当日の接客・作家同士のつながり方まで実体験ベースで紹介
「出たいな」と思ったら、まず何をする?
ハンドメイドマルシェに出てみたい。でも、何から準備すればいいのかわからなくて、結局エントリーすらしないまま次のイベントが終わっている——そんな経験、ありませんか。
この記事では、マルシェ出店の準備を「申し込み前」「1週間前」「前日〜当日」の3つに分けて整理しました。初出店の方はもちろん、2回目・3回目の方にも「あ、これ忘れてた」と気づくポイントがあるはずです。
申し込み前に決めておく3つのこと
イベントを見つけていきなり申し込む前に、少しだけ考えておきたいことがあります。
1つ目は、持っていく商品のラインナップ。ここでよくあるのが「作れるものを全部持っていこう」としてしまうパターンです。でも、マルシェのブースは思ったより狭い。1ブースが90cm×180cmくらいのテーブル1台分ということも珍しくありません。並べられる数には限界があるので、「利益率の高いメイン商品」と「手に取りやすい価格帯の商品」を分けて考えるのがおすすめです。
たとえば、2,000〜3,000円のアクセサリーがメインなら、500円前後のステッカーやミニチャームを数種類そろえておく。ステッカーは業者に発注してもそこまで高くないので、すべて手作りにこだわらなくても大丈夫です。入口になる商品があると、ブース全体を見てもらえる確率がぐっと上がります。
2つ目は予算。出店料、交通費、什器、ラッピング資材、名刺……初出店だと意外と出費がかさみます。最低限「出店料の3倍は売り上げたい」くらいのラインを決めておくと、持っていく商品数や価格帯の判断がしやすくなります。
3つ目は、目的の整理です。売上を作りたいのか、お客さんの反応を見たいのか、SNSのフォロワーを増やしたいのか。目的によって、ブースの作り方も持ち物も変わります。
1週間前からの準備チェックリスト
申し込みが完了して、出店が確定したら具体的な準備に入ります。前日にバタバタしないよう、1週間前にはこのリストを確認してみてください。
- 商品の在庫確認と値札つけ
- おつり(千円札10枚、500円玉10枚、100円玉20枚が目安)
- テーブルクロスまたは布
- ディスプレイ什器(棚、イーゼル、アクセサリースタンドなど)
- ポップ・値札・ショップ名の看板
- ショップカード(最低50枚)
- ラッピング資材と袋
- スマホ決済端末(Square、Airペイなど)の動作確認
- 養生テープ、はさみ、筆記用具、電卓
- 飲み物・軽食(会場周辺に買いに行けないことも多い)
ショップカードは、あると思っていたのに前日に在庫がゼロだった……というのが本当によくあるので早めに確認してください。
「遠くから見えるブース」をつくるディスプレイのコツ
マルシェ会場で実際にブースを見ていると、あることに気づきます。お客さんは「近くに来てからブースを選ぶ」のではなく、「遠くから見て気になったブースに近づく」んです。
つまり、3〜5メートル離れた場所から見て「何を売っているかわかる」ブースにしておくことが大前提。小さなアクセサリーだけが平置きされたテーブルは、遠くからだとほとんど何も見えません。
ここで効くのが、高さと目線の工夫です。
商品を立体的に並べて高低差をつけること。そして、お客さんがどの方向から歩いてきても、何かしらの商品と目が合うように配置すること。これだけで、足を止めてもらえる確率がかなり変わります。小さい商品はポップやミニ看板で存在感を補うのも手です。目立つキャラクターのポップや、手書きのPOPがあるブースはやっぱり目を引きます。
もうひとつ面白い現象があって、ブースの前に2〜3人のお客さんが立っていると、「なんだろう?」と気になって次のお客さんが来てくれます。人が人を呼ぶ状態。ただし、5人6人と溜まりすぎると、今度は「見えないからいいか」とスルーされてしまう。だから、遠くからでも商品がちらっと見えるディスプレイにしておくと、混んでいるときにも効果があります。
袋とカードで「帰った後」も覚えてもらう
マルシェで買い物したお客さんは、当日いくつものブースを回ります。家に帰った頃には「あのかわいいピアス、どこで買ったっけ?」となっていることも。
だから、商品を入れる袋にショップ名やロゴを入れておくのはすごく効果的です。お客さんがその袋を持って会場内を歩くだけで、他のお客さんへの宣伝にもなります。自宅に帰ってからも、袋を見て思い出してネットショップを検索してくれることがあります。
ショップカードも同じ考え方で、テーブルの端にそっと置くだけでなく、お客さんの手に取りやすい位置に出しておく。購入してくれた方には袋の中に入れて渡すのがベストです。
SNSへの誘導も一工夫できます。「Instagramフォローしてくれたら、ちょっとしたおまけをプレゼントしています」くらいの軽い声かけは、お客さんにも喜ばれるし、フォロワーも増えます。押しつけがましくならない程度に、自然にやるのがポイントです。
隣のブースの作家さんと話しておく
初出店で緊張していると、つい自分のブースに閉じこもりがちになります。でも、隣や向かいの作家さんとのコミュニケーションは思った以上に大切です。
お客さんとの会話の中で「お隣のブースも素敵な作品が多いですよ」と自然に紹介し合える関係ができると、お互いの集客に繋がります。搬入のときに手が足りなくてちょっと助けてもらったり、トイレ休憩のときにブースを見ていてもらったり、実務的にも助かる場面がたくさんあります。
それに、同じイベントに出ている作家さんは、次のイベント情報や出店のコツを知っていることも多い。「あのイベント、集客いいですよ」「この什器、○○で買えますよ」といった情報が、何気ない会話から入ってきます。
当日の流れをイメージしておく
準備ができたら、最後に当日のタイムラインをざっくり頭に入れておきましょう。
搬入は開場の1〜2時間前に始まることが多いです。テーブルの配置、クロス敷き、商品の陳列、ポップの設置——これを30分で終わらせるつもりでいると、だいたい45分かかります。初出店なら余裕を持って早めに行くのが正解です。
開場後は、最初の1時間が勝負どころ。お客さんの数が一番多く、テンションも高い時間帯です。ここでしっかり接客できるように、おつりの準備や商品配置は搬入中に完了させておいてください。
閉場後の撤収も意外と体力を使います。段ボールやエコバッグを余分に持っていくと、残った商品や什器の片付けが楽になります。
まずは一歩、申し込んでみる
ここまで読んで「やること多いな……」と感じたかもしれません。でも、2回目からは驚くほどスムーズになります。最初の一歩が一番エネルギーを使うだけで、出てみたら「もっと早く出ればよかった」と思う作家さんがほとんどです。
マルシェに出ると、お客さんの反応をダイレクトに見られるので、自分の商品の強みや価格帯が合っているかどうかを肌で感じられます。ネットショップだけでは気づけないことが、対面では一瞬でわかる。その経験は、オンラインの価格設定にもそのまま活きてきます。
出店前に自分の商品の価格帯が相場と合っているか気になったら、ねだんナビの価格診断で一度チェックしてみるのもおすすめです。
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