【保存版】イベント価格とネット価格、どう差をつける?
ハンドメイド作家向けに、イベントとネットショップの価格差の付け方を解説。購買心理の違いから具体的なテンプレートまで、実践的な価格設定ガイドです。
ハンドメイド作家として活動していると、**「イベントとネット、どっちの価格に合わせればいい?」**という悩みに必ずぶつかります。
- イベントは"手に取ってもらえる強み"がある
- ネットは"比較されやすく、安く見える"
- 送料・手数料・在庫の事情も違う
にもかかわらず、「価格は統一したほうがいい」という声もあれば、「イベントは高くても売れる」という声もあり、結論が出ないまま迷ってしまいがちです。
でも実際には、イベントとネットでは買われ方がまったく違うため、"おなじ価格にする必要はありません"。
この記事では、価格を統一するメリット・デメリット 価格を変えるべき理由 どれくらい差をつけてもOKなのかをわかりやすくまとめました。
最後には、実際にあなたが価格を決めるときに使える**「ねだんナビ」を使った最終チェックの方法**も紹介します。
1. イベントとネットでは「買われる瞬間」が違う
まず最初に理解してほしいのが、イベントとネットでは購買心理が180度違うということ。
① イベントの買われ方:
✔ 手に取ってゆっくり見られる ✔ 作家の人柄込みで買われる ✔ "一期一会の空気感"がある ✔ 並んでいる作品の比較対象が少ない ✔ イベントの盛り上がりで購買意欲が上がる
→ 多少価格が高くても売れやすい
② ネットの買われ方:
✔ 写真と文章だけで判断される ✔ 他の作家・他プラットフォームと比較される ✔ 送料・手数料の負担が大きい ✔ 購入までに時間がかかる(カートを閉じることも)
→ 少し価格が高いだけで売れにくい
この時点で、同じ価格にする方が不自然であることが理解できると思います。
2. イベントの方が高くてもいい理由
理由①:イベントは「体験価値」が含まれている
直接対面し、作品の裏側の話を聞ける。その体験自体が"価値"として含まれます。
理由②:現物を確認できる安心感がある
ネットではあり得ない「不安」がイベントにはありません。丁寧な作り/色味/重さ などがすべて見えるため、迷いやすい人ほどイベントで買いやすい。
理由③:在庫確保・送料・梱包コストが小さい
ネット販売には必ず発生する
- 送料
- 梱包材
- 発送作業
がイベントにはほぼありません。
コスト差がある以上、価格が違って当然です。
3. ネット価格の方が高くても良いケース
意外かもしれませんが、ネット価格 > イベント価格が成立するジャンルもあります。
「オーダー制作」が含まれる場合
- サイズ調整
- 名入れ
- カスタム
など、ネットではサービスが増えるケースがあります。
→ 追加料金込みでネット価格の方が高いのは自然。
イベントは"在庫セール"を兼ねる場合
新作はイベント、定番はネット、という運用をしている作家も多いです。
4. 実際、どれくらい価格差をつけても大丈夫?
一般的に多いのはこのパターン:
ネット価格:1500円 / イベント価格:1600〜1800円
(+100~300円)
上級者になると、
ネット価格:1500円 / イベント価格:2000円
(+500円)
これくらい普通に成立します。
理由は簡単で、
イベントでは"手に取れる・直接買える"という大きな価値が価格に含まれているから。
5. 価格を変えるときの注意点
価格差はつけてOKですが、誤解されないように、次のような工夫がおすすめです。
① 「イベント価格」と明記する
価格ポップに
- イベント特別価格
- 会場限定価格
と書いておくとトラブルになりにくい。
② ネットでの"旧価格の名残り"を消す
ネットショップの価格を変えたのに、SNS投稿の古い画像に旧価格が残っている…という状態は誤解の元。
価格改定時は、古い投稿の画像ファイルも更新しておく方が安全です。
③ 在庫の原価をそろえる
同じ作品でも、
- 以前に安く仕入れた材料
- 最近値上がりした材料
では原価率が変わります。
一度、作品ごとの原価を棚卸しして、現在の価格に合わせるのがベスト。
6. 結局どう決めればいいの?価格差の作り方テンプレ
以下は多くの作家が採用している"現実的テンプレ"です。
テンプレ①:イベント+100円方式
ネット:1500円 イベント:1600円(会場価格)
テンプレ②:イベント+300円方式
ネット:1200円 イベント:1500円 → 一番トラブルが少ない
テンプレ③:イベントはセット販売増やす方式
ネット:単品販売中心 イベント:
- 2点セット割
- 3点まとめ割
を用意して客単価UPを狙う
テンプレ④:イベントは高単価ライン中心
ネット:安定売れの定番 イベント:一点物・アート作品・高級ライン
→ これも実はよく売れます。
7. 価格設定の答え合わせには「相場」を見るのが最短
価格を変えるときに一番迷うのはここ。
「この価格、世の中から見て高い?安い?」
この"世の中の価格感"こそが、最も失敗しやすく、最も必要なデータです。
だからこそねだんナビを使うのが一番手っ取り早い。
- 類似商品の価格帯
- 最安値〜最高値
- 中央値(=市場の基準)
- ジャンルごとの価格傾向
が一瞬で見えるため、イベント価格・ネット価格の"落としどころ"を決めやすくなります。
イベント前の最終チェックにもおすすめです。
まとめ
イベントとネットではそもそも価値の構造が違うため、「同じ価格にする必要はない」というのが結論です。
大切なのは、 ✔ 自分の原価を把握すること ✔ 相場を知ったうえで価格差を決めること ✔ 説明の仕方を工夫すること
そして、迷ったらねだんナビで"損しない価格帯"をサクッと確認すること。
2025年は材料費や送料も上がり続けています。作家が自分を守るためにも、価格の見直しは欠かせません。
あなたの大事な作品が、きちんと価値に見合う価格で販売されますように。
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