ハロウィン向けハンドメイドの仕込み時期と人気ジャンル
9月後半から動き出すハロウィン需要に向けて、仮装小物・お菓子ラッピング・季節アクセサリーなど人気ジャンルと仕込みスケジュール、価格帯の目安を整理しました。
この記事のポイント(読了 約8分)
- -ハロウィン需要は9月後半から立ち上がり、ピークは10月中旬
- -仮装小物・ラッピング・季節アクセサリーが売れ筋の3ジャンル
- -仕込みは8月開始、9月撮影・出品、10月初週までに在庫を整える
ハロウィン需要はいつから動き出すか
ハロウィン関連のハンドメイド商品は、9月後半から検索ボリュームが一気に伸び始めます。10月の第2週から第3週にかけてがピークで、10月25日を過ぎると急激に落ち込むのが毎年の傾向です。
つまり、勝負できる期間は実質1か月ほど。この短い窓に向けて、いかに早く準備を整えられるかが売上を左右します。出品してすぐに売れるわけではなく、検索結果に表示されるまでには時間がかかるため、9月上旬には店頭に並べておきたいところです。
逆算すると、撮影と出品作業を9月前半に行うとして、制作は8月中に進めておく必要があります。夏の暑い時期にハロウィン商品を作るのは気分が乗らないかもしれませんが、9月に慌てて作り始めると間に合いません。
売れやすい3つのジャンル
ハロウィンシーズンに動きやすい商品は、大きく3つに分かれます。
仮装小物は、本格的なコスチュームではなく、普段着に1点足すだけで雰囲気が出るアイテムが人気です。猫耳カチューシャ、蝙蝠モチーフのブローチ、リボンタイ、フェルト製の小さな帽子など、仮装が苦手な人でも気軽に身につけられるものが選ばれます。価格帯は1,500円から3,500円が中心です。
お菓子ラッピング用品は、ホームパーティや子どものイベントで使われる消耗品的な需要があります。オリジナルのギフトタグ、紙袋、シーリングシール、リボンセットなど。1セット500円から1,500円の手に取りやすい価格設定が向いています。利益率は決して高くありませんが、複数買いされやすく、新規のお客さんが入り口として手に取りやすい商品です。
季節アクセサリーは、ハロウィンモチーフを取り入れつつ、10月いっぱい使える日常アイテムとしての提案がポイントです。かぼちゃや黒猫を控えめに使ったピアス、紫やオレンジのカラーを効かせたネックレスなど。2,500円から5,000円と少し単価が上がります。
仕込みスケジュールの目安
8月から制作を始め、10月初週までに在庫を整えるのが理想的な流れです。
- 8月上旬:商品企画とサンプル制作、SNSで反応を見る
- 8月中:本制作と素材の追加発注
- 9月第1週:撮影と商品ページ作成
- 9月第2週:出品開始、SNSで予告投稿
- 9月後半:本格的な販促、追加制作
- 10月第1週:在庫補充、ラッピング資材の最終確認
- 10月20日以降:値下げや在庫処分の判断
SNSで「どんなハロウィン商品があったら嬉しいですか」とアンケートを取っておくと、企画段階で需要のある商品に絞り込めます。作りたいものを作るのではなく、お客さんが欲しがっているものを見極めるための時間を、8月のうちに確保しておきましょう。
価格設定で迷いやすいポイント
季節商品は「短期間しか売れない」ことを理由に安く設定しがちですが、それは避けたい考え方です。短期間で売り切るからこそ、原価と制作時間に見合った価格をつける必要があります。
ネットショップで安く売ってしまうと、後からマルシェや委託販売に出す際に手数料を吸収できず、利益が残らなくなります。最初の価格設定が、その後の販路すべてに影響することを意識しておきたいところです。
利益率重視の主力商品と、新規のお客さんに知ってもらうきっかけとなる手に取りやすい商品を、両方ラインナップしておくとバランスが取りやすくなります。ラッピング用品やシール類は後者、アクセサリーは前者という組み合わせが自然です。
売れ残りへの向き合い方
ハロウィンが終わった後の在庫をどうするかは、毎年悩むテーマです。
無理に値下げして処分するより、翌年用に丁寧に保管しておく方が、結果的に利益を守れることが多いです。来年の8月に再出品すれば、撮影済み・商品ページ作成済みの状態でスタートできるため、制作時間を新作に回せます。
一方で、デザインに普遍性のあるもの、たとえば紫や黒を基調にしたアクセサリーなどは、ハロウィン要素を表現として薄めて通年商品として再構成する選択肢もあります。
季節商品を扱うときに大切なのは、毎年の経験を翌年に積み上げていく視点です。今年売れたもの、売れなかったものをメモしておくだけで、来年の企画精度が大きく変わります。
季節商品の価格設定に迷ったら、ねだんナビの価格診断で市場の中央値と照らし合わせながら、自信を持った値づけのヒントにしてみてください。
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